トンネル(5)

[III-228] Application of Scanning Laser Tracker for Tunnel Construction

〇Jun Matsuura¹, Yu Koizumi¹, Daisuke Fukushima¹, Yasuyuki Miyajima¹, Masakazu Matsuda¹ (1.Kajima Corporation)

Keywords:Tunnel, Scanning Laser Tracker, Shotcrete, Vibration, Frequency

山岳トンネル工事においては，一定の範囲を少ない点数で代表する品質・出来形管理が実施されている．また，切羽において，地山の硬軟が定性的な指標で評価されるなど，施工判断の根拠となるデータの質・量が不十分であった．これに対して，3D スキャナー等，近年のICT ツールの高精度化・低コスト化が，前述した課題の解決に有用と期待される．トンネル現場にて，①鏡吹付けコンクリート厚さの多点管理計測，②ブレーカー打撃振動に着目した地山の硬軟の定量評価 を目的に，トラッカーという専用ターゲットを自動追尾する，追尾型三次元座標測定機の適用性検証試験を実施したので，その結果について報告する．