令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第III部門

トンネル(1)

座長:小熊 登(前田建設工業)

[III-81] ロックボルトと定着材の境界挙動評価のための数値モデリング

〇横田 泰宏1、伊達 健介1、岩野 圭太1、岡田 侑子1 (1.鹿島建設)

キーワード:ロックボルト、不連続体解析、不連続変形法、クラック、境界挙動

ロックボルトは,山岳トンネル工事において不可欠な支保部材の1 つである.これまでにもロックボルトの
補強効果を検討した研究が数多く行われてきた.しかし,ボルト-定着材間の付着切れや定着材内に生じるク
ラックの影響など,ロックボルトと定着材間の境界近傍の挙動に関する理解は十分でない.そこで,本研究で
は,ボルトと定着材の境界挙動を簡便にモデル化したせん断試験を,高精度に再現できる数値解析モデルを構
築し,詳細な分析を行ったので報告する.構築した数値解析モデルは,ロックボルト補強メカニズムの詳細な
評価だけでなく,新しいロックボルト構造の開発へ活用されることが期待される.

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