令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第III部門

維持・補修

座長:橋本 涼太(広島大学)

[III-447] 腐食環境センサを適用した補強土壁用補強材の予防保全手法の検討

〇江里口 玲1、井坂 幸俊1、工藤 正智1、志村 直紀2、佐藤 登2 (1.太平洋セメント、2.ヒロセ補強土)

キーワード:補強土壁、補強材、防食、腐食、亜鉛メッキ、腐食センサ

補強土壁の個々の部材の劣化度合いを評価する手法は少なく,中でも補強材については盛土中に埋設されることから,健全性を評価することは容易ではない.補強材は亜鉛メッキによる防食層を施しているものの,経年変化により防食効果が低下し補強材が腐食に至るケースも少なからずみられる.本研究においては補強材の予防保全を目的に開発された腐食環境センサを用いて,模擬盛土中における腐食促進試験を実施し,その検知性能とその際の補強材の状態を比較評価した.その結果,腐食環境センサを用いることで亜鉛メッキの防食効果の低下と鋼材腐食の発生を検知することが可能であり,補強材の予防保全的維持管理に適用できることがわかった。

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