[III-457] 遠心実験結果の逆解析と推定されるカルバート縦断方向荷重
キーワード:プレキャストアーチカルバート、カルバート縦断方向荷重、三次元FEM解析、遠心実験、累積荷重、耐震補強
既往の検討において,東日本大震災等での3ヒンジ式プレキャストアーチカルバートの被害は,カルバートに作用する縦断方向荷重が原因であることがわかっている.本稿では,三次元FEMを用いて既往の遠心実験(1/50模型)の逆解析を実施するとともに,遠心実験における補強材(炭素繊維シート)から実作用力を推定し,実験および解析の観点から,地震時にカルバートに作用する縦断方向荷重の大きさを推定した.検討の結果,カルバート躯体に地震時(レベル2地震時)に作用する縦断方向荷重は,カルバートの最大土被り圧に補正係数α=0.3程度を乗じることで,簡易的に求めることができることがわかった.
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