令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第III部門

杭・基礎工(3)

座長:中村 圭太(港湾空港技術研究所)

[III-384] スパイラル杭の水平ばね定数の群杭効果に関する模型実験

大西 奈穂1、西岡 英俊1 (1.中央大学)

キーワード:群杭効果、水平載荷試験、杭の水平抵抗

スパイラル杭は、人力での施工が可能な杭で、狭隘な現場での適用が期待される。しかし、このような現場では基礎自体を設置できる範囲が限られていることから杭を密に施工する必要があり、群杭効果を考慮する必要がある。そこで本研究では、スパイラル杭と円柱状の杭で水平載荷試験を実施し、結果を比較することでスパイラル杭の群杭効果について検討した。
実験の結果、杭径の1%変位時の水平ばね定数で評価した結果に着目すると、円柱状の杭の方がスパイラル杭よりも群杭効果の値が大きい傾向があった。よって、スパイラル杭は載荷初期では通常の円柱状の杭よりも群杭効果の影響が大きい可能性があることを設計の際に十分に考慮する必要がある。

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