[III-55] 先進ボーリングのカッティングスを利用したハイパースペクトルカメラによる切羽前方の岩種判定技術(その2)
キーワード:カッティングス、ハイパースペクトル、岩種、畳み込みニューラルネットワーク
トンネル掘削工事では、前方の岩種の分布や性状を把握することを目的として先進ボーリングが実施されているが、ノンコアボーリングの場合、カッティングスという削孔したときの削りクズしか得られない。今回報告する技術は、カッティングスをハイパースペクトルカメラで撮影し、得られたスペクトル形状をディープラーニングすることにより、岩種を判別する技術である。地質技術者でも判別が困難な緑色岩と蛇紋岩の判別に適用した結果、両者が混合した試料での誤答率が高くなった。人為的に作成したスペクトルとの検証により、地質技術者の鑑定が不正確な可能性が高いことが分かった。
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