[IV-05] 長崎県波佐見町中尾郷における窯業景観の構造と歴史的価値
キーワード:文化的景観、長崎県波佐見町、窯業、景観構造、皿山
現在,長崎県波佐見町は中尾郷とそれに隣接する鬼木郷を複合した景観地とし,重要文化的景観の選定をめざしている.その基礎調査として,本研究では中尾郷における窯業景観の構造ならびに歴史的価値について分析した.資料文献調査および地図・古写真の分析,地元古老らに対するヒアリング調査等の結果,中尾郷における窯業景観の構造として二つの特徴を指摘した.また,集落での活動の内容が変化しても生業としての窯業が継承されてきた点に,中尾郷における窯業景観の歴史的価値を見出すことができた.他方,中尾郷と鬼木郷の間には,食料や労働力のやり取りという面で密接なつながりがあったことを把握した.
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