令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第IV部門

交通流・交通制御

座長:田中 伸治(横浜国立大学)

[IV-44] 交差点停止時の車間距離の経年的変化の分析

〇宮村 隆人1、田中 伸治2、中村 文彦2、有吉 亮2、三浦 詩乃3 (1.横浜国立大学大学院都市イノベーション学府、2.横浜国立大学大学院都市イノベーション研究院、3.東京大学大学院新領域創成科学研究科)

キーワード:車間距離、停止時、運転行動、経年的変化、車列長

交差点では依然として多く交通渋滞が発生し、円滑な交通流が阻害されている。一方近年、高速道路での長期的な交通容量の低減に車間距離が影響しているという考えが現れている。こうした現象は一般道においてもあてはまることが考えられる。そこで本研究は交差点停止時の車間距離について着目し、過去と現在の観測映像からその大きさを測定して、経年変化の有無とその変化による交通流への影響について調べた。結果は、特に2000年代ごろから停止時車間距離は徐々に拡大しており、その拡大幅はおよそ30年前に比べ1mほどであった。また停止時車間距離がそれだけ拡大すると、交差点での滞留車列長がおよそ15%拡大することも判明した。

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