令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第IV部門

災害時の交通

座長:倉内 文孝(岐阜大学)

[IV-180] 首都圏の交通機関における自然災害の影響を低減させるためのタイムラインの提案

〇堀井 裕太1、佐藤 尚次2 (1.中央大学大学院、2.中央大学)

キーワード:タイムライン、自然災害、首都圏、交通機関、GIS

近年の自然災害によって,首都圏の交通機関は大きな影響を受けている.本研究では,首都圏での自然災害による影響,すなわち,鉄道の運転見合わせや混雑緩和等を目的とし,災害発生時の鉄道会社による円滑な対応や,利用者の防災行動の一助となるようなタイムラインを提案する.台風15号上陸時の流動人口データの分析結果から,計画運休等による災害発生前の混乱は小さかったものの、翌日の運転再開時の混乱に伴う遅延や混雑が発生しているとわかった.このことから,災害の発生前後における一体的な対応策をタイムライン上で設定する必要があり,自治体と交通事業者が連携した,一時避難施設の開放等の対策を検討していく.

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