[IV-18] Sentinel-1 SARデータを用いた浸水域抽出
キーワード:偏波、大津の二値化法、後方散乱係数
令和元年台風第19号は10月12日に日本に上陸し,多くの浸水被害をもたらした.そこで,本研究の目的はSARデータから短時間で浸水域抽出を行う手法を開発することである.VV偏波では画像全域において非浸水域の水田や森林にノイズ状の誤抽出が見られた.VH偏波では水田の浸水域が明瞭に抽出できた.一方,市街地における浸水域はVH偏波では抽出されていないが,VV偏波では抽出されている.今回の結果からは,VV偏波は市街地,VH偏波は市街地以外の領域の浸水域領域に有効であった.本報告は定性的な評価であるため,今後は定量的な評価が必要である.また,前処理から本手法を一貫して実行できるシステムの構築が必要である.
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