令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第IV部門

施工管理

座長:貝戸 清之(大阪大学)

[IV-66] 人口減少を考慮した複数主要橋梁での長期補修におけるライフサイクルコストの分析

〇谷田 英駿1、奥嶋 政嗣2 (1.大日本コンサルタント株式会社、2.徳島大学)

キーワード:ライフサイクルコスト、交通量配分、道路利用者負担、アセットマネジメント

本研究では人口減少が想定されている地方都市圏を対象として、補修工事による交通渋滞に伴う道路利用者負担及び計画期間終了時点での残存価値を考慮した複数主要橋梁における長期補修計画立案の方法論の確立を目的とする。そのため徳島都市圏に実在する複数主要橋梁を対象として、橋梁劣化予測モデルと交通量配分モデルを組み合わせた橋梁補修シミュレーションによりLCCを推計し、補修シナリオの比較評価を行った。その結果、補修費用だけなく道路利用者負担および残存価値を考慮したLCCを適用することで計画期間の長さに関わらず、人口減少による発生交通需要の減少が生じた場合においても適切な計画案の立案が可能であることを実証した。

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