令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第IV部門

歩行者・自転車交通

座長:小川 圭一(立命館大学)

[IV-103] 交差点部段差構造が自転車利用者の速度変化に及ぼす影響分析

〇高畑 由梨1、藤田 素弘1、大崎 拓哉1 (1.名古屋工業大学)

キーワード:自転車、交差点段差、走行速度

本研究は、交差点部段差から受ける振動の忌避性に着目し、交差点部段差が自転車利用者の走行速度に与える影響を把握することを目的としている。自歩道と自転車道での観測調査から得た、標本1人につき交差点部段差前後4地点の速度と個人属性のデータ、測量から得た交差点部段差構造のデータを用いて重回帰分析を行った。その結果、各地点速度は交差点部段差の影響を受けており、それは振動の影響だけでなく、日常的に道路を走行する自転車利用者の経験則により、意識的に速度を変化させているという関係性が明らかとなった。交差点侵入速度を、進行方向の交差点部段差によってある程度制御することが可能であると思われる。

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