令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第V部門

引張・圧縮/クリープ・収縮

座長:小松 怜史(電力中央研究所)

[V-61] 脂肪酸金属塩を含有した高級アルコール系新規収縮低減剤が超高強度モルタルの自己収縮に与える影響

〇黒野 承太郎1、森 寛晃1、島影 亮司1、河野 克哉1、藤井 基隆2、村岡 俊秀2 (1.太平洋セメント(株)、2.日油(株))

キーワード:超高強度モルタル、収縮低減剤、高級アルコール、自己収縮、内部湿度、脂肪酸金属塩

水セメント比の小さいコンクリートは、高い強度や耐久性が得られる一方で、自己収縮ひずみの増大によるひび割れ発生が懸念されており、その対策が求められている。本研究では脂肪酸金属塩を含有することを特徴とする高級アルコール系の新規収縮低減剤を試作して、その性能を評価した。極低水セメント比の超高強度モルタルに対し、主成分の異なる高級アルコール系の収縮低減剤を添加し、それぞれが自己収縮ひずみに与える影響について検討した。その結果、今回試作した新規収縮低減剤は、従来の高級アルコール系のものよりも自己収縮ひずみを低減できること、また圧縮強度の低下や凝結に与える影響は小さいことが分かった。

要旨・抄録、PDFの閲覧には参加者用アカウントでのログインが必要です。参加者ログイン後に閲覧・ダウンロードできます。
» 参加者用ログイン