令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第V部門

補修・補強(材料)(4)

座長:古賀 裕久(土木研究所)

[V-134] 亜硝酸リチウム内部圧入による塩害劣化コンクリートの長期的な防錆性能の検討

〇児島 あかり1、中川 潤哉1、添田 政司1、櫨原 弘貴2、江良 和徳3 (1.福岡大学大学院、2.福岡大学、3.極東興和㈱)

キーワード:亜硝酸リチウム、鉄筋腐食、塩化物イオン、自然電位、分極抵抗

塩害劣化を受けているコンクリート構造物に対して,亜硝酸リチウムを圧入し,腐食の進行を抑制する取り組みがなされている.適用する場合には,腐食が軽微なものからひび割れが見られているものなど,同部材でも腐食の程度が異なっており,内在している塩化物イオン量も同部材で様々であると想定されることから,亜硝酸リチウムによって付与される防錆効果も異なると考えられる.さらに,適用後も塩化物イオンの供給環境に曝されるため,経時的に防錆効果は低下していくと予想される.本研究では,塩害劣化コンクリートへ内部圧入工法を適用した後に継続して塩化物イオンが供給される環境を想定し,長期的な防錆効果についても検討を行った.

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