令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第V部門

プレキャストコンクリート(3)/コンクリート製品

座長:本間 淳史(東日本高速道路)

[V-243] コンクリートの圧縮強度に及ぼす蒸気養生条件の影響

〇谷田貝 敦1、齋藤 淳1 (1.安藤ハザマ 建設本部 技術研究所 土木研究部)

キーワード:蒸気養生、前置き時間、温度上昇速度、圧縮強度

RCプレキャスト部材は,1日に2cycleの製造が行われるが,品質確保と生産性向上の両立には,蒸気養生条件の前置き時間や温度上昇速度の最適化が重要となる.本研究では,1cycle目の蒸気養生時間を4時間45分とし,前置き時間を30分~2時間,温度上昇速度を10.5℃/時間~30.0℃/時間および最高温度を65℃の範囲で設定した蒸気養生条件の圧縮強度を測定し,脱型時強度および設計基準強度の最適なバランスの蒸気養生条件を検討した.本試験の範囲では,温度上昇速度を20.0℃/時間とし,前置き時間の増減により,積算温度を増減することで脱型時強度と設計基準強度のバランスをとることが有効だと考えられた.

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