令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第V部門

短繊維補強コンクリート(材料)(2)

座長:小倉 大季(清水建設)

[V-260] 単位水量を大幅に低減可能な超低収縮高強度繊維補強コンクリート

〇佐々木 亘1、恩田 陽介1、松田 拓1 (1.三井住友建設)

キーワード:フェロニッケルスラグ細骨材、短繊維、高強度、自己収縮、フライアッシュ

短繊維補強コンクリートは,短繊維をマトリクス中に分散させるために一定のペースト量を確保する必要がある.これは,流動性と材料分離抵抗性の確保のためには通常のプレーンコンクリートと比べて単位水量が大きくなる傾向にあることを意味し,収縮をはじめとする体積変化が大きくなる可能性につながると考えられる.そこで本稿では,超高強度コンクリートで実績のある複数の混和材とフェロニッケルスラグ細骨材を用いた収縮低減効果の確認を行なった.その結果,短繊維補強コンクリートであっても,一般的な材料を用いた場合と比べて流動性を確保または向上しながら,単位水量と自己収縮を著しく低減することが可能であることが分かった.

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