令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第V部門

補修・補強(材料)(1)

座長:久保 善司(金沢大学)

[V-113] 表面含浸工法が自然電位の測定結果に与える影響に関する基礎的研究

〇庄野 克哉1、中川 潤哉1、櫨原 弘貴2、添田 政治1 (1.福岡大学大学院、2.福岡大学)

キーワード:自然電位法、シラン系表面含浸材、けい酸塩系表面含浸材

凍害や塩害等による複合劣化を抑制し既存構造物の長寿命化を目的とした表面含浸工法の適用が近年増加している.しかし,含浸工法が適用された構造物に自然電位法による測定を行うと含浸材の影響で測定結果が実際の状態とは異なる結果を示す可能性がある.そのため,従来の腐食判定法や規準を適用することが難しいと考えられる.そこで本研究は,含浸材の塗布が測定結果に与える影響について検討を行った.その結果,シラン系表面含浸材を塗布した供試体は従来の腐食判定の閾値を適用するのが難しく,けい酸塩系表面含浸材を塗布した供試体は従来の腐食判定の閾値を適用ができると考えられた.

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