令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第V部門

製造・施工(2)/締固め

座長:橋本 紳一郎(千葉工業大学)

[V-276] コンクリートの打継ぎ方法が打継部の耐久性に及ぼす影響に関する検討

〇守屋 健一1、田中 徹1、西 祐宜2 (1.戸田建設(株)、2.(株)フローリック)

キーワード:打継部、超遅延剤、打継処理剤、促進中性化、付着強度、水密性

コンクリートの打継目は,適切な施工や処理が行われないと,構造物の弱点となり易い.特に,大規模な地下構造物などの水密性が要求される構造物では,高水圧下における漏水の発生等により,打継部の耐久性の低下や美観が損なわれる等の課題がある.本報告は,コンクリートに超遅延剤を添加して,コンクリートの凝結を遅延させ,翌日または翌々日に打継目を設けずに打ち重ねた打継ぎ方法について,打継部の耐久性を明らかにすることを目的として,各種試験を行った.その結果,下層コンクリートに超遅延剤を添加してコンクリートの凝結を遅延させることで,レイタンス処理を行うことなく打設しても一体化させることができることを確認した.

要旨・抄録、PDFの閲覧には参加者用アカウントでのログインが必要です。参加者ログイン後に閲覧・ダウンロードできます。
» 参加者用ログイン