令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第V部門

補修・補強(材料)(1)

座長:久保 善司(金沢大学)

[V-114] けい酸塩系表面含浸工法の改質効果がCl-侵入阻止性に与える検討

〇高橋 由菜1、二神 啓1、近藤 拓也1、横井 克則1 (1.高知工業高等専門学校)

キーワード:けい酸塩系表面含浸材、ビッカース硬さ試験、改質深さ、Cl-浸透深さ

表面含浸工法の一種であるけい酸塩系表面含浸工法は、コンクリート中に含浸させることでコンクリート中に存在するCa(OH)2と反応し、C-S-Hゲルを生成することでコンクリートを緻密化させ劣化因子の侵入を阻止するものである。近年、けい酸塩系表面含浸材の改質深さを特定する技術として、ビッカース硬さ試験を用いる方法が提案されている。本研究ではビッカース硬さ試験で得られた硬さ増加割合とCl-侵入阻止性の関係について検討を行った。その結果として、W/Cの低いモルタルほど、けい酸塩系表面含浸工によるCl-侵入阻止性が高くなると考えられる。

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