令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第V部門

耐久性一般(1)

座長:小山田 哲也(岩手大学)

[V-144] コンクリートの仕上げ時期が床版の耐久性に及ぼす影響

〇坂本 大河1、澤本 武博1、森濱 和正1、樋口 正典2、臺 哲義2 (1.ものつくり大学、2.三井住友建設)

キーワード:コンクリート床版、耐久性、表層透気係数、表面吸水速度、スケーリング

本研究では,RC 床版の施工を想定し,普通ポルトランドセメントを用いて,コンクリート打込み後の仕上げ時期の違いが,表層品質に及ぼす影響を表層透気試験,表面吸水試験およびスケーリング試験を行い,適切な仕上げ時期を検討した.その結果,仕上げ剤を用いる場合は,始発時間において仕上げると最も表面吸水速度は小さくなった.しかし,仕上げ時期が表層透気係数に及ぼす明確な影響は見受けられなかった.また,ブリーディングが収まる前に仕上げると,初期の凍結融解でスケーリング速度は大きくなった.しかし,凍結融解作用が長期に渡ると,仕上げ時期の影響は小さくなった.

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