令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第V部門

非破壊試験法(1)

座長:村上 祐貴(長岡工業高等専門学校)

[V-373] 非接触弾性波計測を用いたSIBIE法によるコンクリート内部の三次元可視化

〇橋本 勝文1、塩谷 智基1、和田 圭仙2、河田 直樹3、上田 憲寿3 (1.京都大学、2.西日本高速道路、3.西日本高速道路エンジニアリング関西)

キーワード:コンクリート、非破壊試験、SIBIE法、レーザードップラー振動計、三次元可視化

コンクリート構造物に対する非破壊検査手法および試験方法の簡素化ならびに効率化と,健全性評価手法としての高い妥当性が求められている.本研究では,レーザードップラー振動計を用いて弾性波を非接触検出し,コンクリート表面を鋼球ハンマによる複数箇所の打撃を行うことで励起した弾性波の受信信号から,SIBIE法に基づくコンクリート内部の三次元可視化手法を適用した.その結果,模擬損傷として発泡スチロールをコンクリート内部に埋設した箇所ならびにコンクリート-空気の境界面において,音響インピーダンスの変化に伴う反射強度の増大が認められ,検査対象とするコンクリート内部の三次元空間が可視化できた.

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