塩害(1)

[V-546] Study on reduction of chloride ion uptake assuming concrete wall

〇teppei otomo¹, mitsuhiro takeda², yasuhiro ittanda¹, mitsuhiro okamoto¹ (1.HAYAKAWA RUBBER CO.,LTD., 2.TOHOKU GAKUIN University)

Keywords:concrete wall, construction joint, salt damage, chloride ion, uptake, rubber material

積雪寒冷地の道路や橋梁では，RC壁高欄においても塩害，凍害およびそれらの複合作用が多く確認されており，塩化物イオンの吸い上げによる劣化が報告されている．一般的には，RC壁高欄表面に付着した塩化物イオンが内部に浸透すると考えられているが，この研究において，防水層の端部巻き上げを実施していない箇所では，凍結防止剤混じりの塩水がアスファルト舗装と縁石との境界部から浸透してRC壁高欄の乾燥によって塩水吸い上げが生じ，部材内部の塩化物イオン濃度を上昇させることを報告している．本研究は，このRC壁高欄の塩水吸い上げによる塩化物量の低減を目的とした対策実験を行い，その効果について比較検討したものである．