塩害(1)

[V-547] Effect of duration of curing to suppress moisture loss on salt penetration performance of exposed concrete specimens

〇Kenzo WATANABE¹, Yuma Yoshida¹, Ryoichi Ashizawa¹, Tatsuya Nukushina², Tetsuya Ishida³ (1.KAJIMA corporation, 2.National Institute of Technology, Tokuyama College, 3.Tokyo University)

Keywords:Moisture curing, reduce the loss of moisture, curing period, chloride ion diffusion coefficient, exposure test

コンクリートは入念な湿潤養生を行うことで，表層のコンクリート組織が緻密化し，塩化物イオンに対する拡散係数を低減して，塩害に対する抵抗性が向上することが確認されている．しかし，コンクリート標準示方書［設計編］では，拡散係数は水セメント比のみで決定され，養生の影響など施工上の工夫は直接的に反映されていない．そこで，本論文では，水分逸散抑制による湿潤養生の期間を要因として作製したコンクリート供試体を飛来塩分環境下に約3.5年間暴露し，湿潤養生の期間がコンクリートの塩化物イオンの侵入に対する抵抗性に与える影響を定量的に評価した．