令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第V部門

塩害(1)

座長:堀口 賢一(大成建設)

[V-547] 暴露実験したコンクリート供試体の塩分浸透性能に与える水分逸散抑制の期間の影響

〇渡邉 賢三1、吉田 祐麻1、芦澤 良一1、温品 達也2、石田 哲也3 (1.鹿島建設株式会社、2.徳山工業高等専門学校、3.東京大学大学院)

キーワード:湿潤養生、水分逸散抑制、養生期間、塩化物イオン拡散係数、暴露試験

コンクリートは入念な湿潤養生を行うことで,表層のコンクリート組織が緻密化し,塩化物イオンに対する拡散係数を低減して,塩害に対する抵抗性が向上することが確認されている.しかし,コンクリート標準示方書[設計編]では,拡散係数は水セメント比のみで決定され,養生の影響など施工上の工夫は直接的に反映されていない.そこで,本論文では,水分逸散抑制による湿潤養生の期間を要因として作製したコンクリート供試体を飛来塩分環境下に約3.5年間暴露し,湿潤養生の期間がコンクリートの塩化物イオンの侵入に対する抵抗性に与える影響を定量的に評価した.

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