令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第V部門

塩害(1)

座長:堀口 賢一(大成建設)

[V-548] 塩害環境下に1年間曝露したフライアッシュベースジオポリマーコンクリートの塩分浸透性状

〇榮徳 雄斗1、佐川 康貴1、原田 耕司2、合田 寛基3、富山 潤4、大西 俊輔5 (1.九州大学大学院、2.西松建設(株)、3.九州工業大学大学院、4.琉球大学、5.大阪ガス(株))

キーワード:ジオポリマー、曝露試験、塩分浸透性状、拡散係数、表面塩化物イオン濃度

ジオポリマーコンクリートは,セメントを全く用いず,副産物を有効利用できることから環境負荷低減型の建設材料として知られている。その塩分浸透抵抗性はセメントコンクリートよりも低いことが近年報告されているが,使用材料や配合,養生条件など多くの要因を受けるため,十分に明らかになっていない。そこで本研究では,塩害環境下である沖縄でジオポリマーコンクリートとセメントコンクリートの曝露試験を行った。曝露1年後の塩化物イオン濃度を測定した結果、実環境下でのジオポリマーコンクリートはセメントコンクリートよりも塩分が浸透しやすい特性をもつ一方で,降雨などの影響で表面の塩分が外部に流出しやすい可能性がある。

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