[V-589] Study on end anchorage performance of large diameter plate-anchored reinforcing bars used for shear strengthening
Keywords:Seismic retrofit, Post-construction shear strengthening, Mechanical anchor, Bond, Large diameter rebar
せん断耐力が不足するRC構造物を対象に,あと施工プレート定着型せん断補強鉄筋(以下,PHB)を挿入するせん断補強工法が実用化されている.本研究では太径鉄筋の場合を対象として,コンクリート試験体で鉄筋と充填モルタルの付着長が異なるケースでPHB端部の引抜き実験を実施した.その結果,付着長4.0D(D:鉄筋径)のケースは規格降伏荷重に到達する前に抜出し変位の増加勾配が大きく変化したが,付着長5.5D以上のケースはこのような変化が生じなかった.また,付着長5.5D以上のケースは実験結果より推定される規格降伏荷重時に端部プレートから作用する支圧応力が充填モルタルの圧縮強度以下になることが示された.
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