塩害(2)／凍害(1)

[V-558] Frost damage resistance of Portland blast-furnace slag cement type B concrete cured internally by using roof-tile waste coarse and fine aggregates

〇Taishi Kirimoto¹, Yuko Ogawa¹, Kenji Kawai¹ (1.Hiroshima University)

Keywords:roof-tile waste coarse aggregate, roof-tile waste fine aggregate, internal curing, curing condition, freeze-thaw resistance

現在、長い湿潤養生期間が必要とされる高炉セメントB種コンクリートに対し、廃瓦骨材の内部養生効果による性能向上が図られている。しかし、吸水率の高い内部養生材の使用は、一般にコンクリートの耐凍害性を低下させることが懸念される。一方、内部養生効果による組織の緻密化により、耐凍害性が改善される可能性も報告されている。本研究では、廃瓦骨材の内部養生効果と耐凍害性の関連性を明らかとすることを目的とし、廃瓦骨材の置換率や養生条件がコンクリートの耐凍害性に及ぼす影響について検討した。その結果、廃瓦骨材置換率が20%程度であれば、十分な耐凍害性が確保でき、特に細骨材置換の場合に耐凍害性の向上が認められた。