Japan Society of Civil Engineers 2020 Annual Meeting

Presentation information

第V部門

耐震補強(2)/耐震

Chair:Koji Matsumoto

[V-604] Effect of tie on L-shaped RC beam-column joint

〇YUKI NAKATA1, SHUHEI NISHIMURA1, KEN WATANABE1, TOSHIYA TADOKORO1 (1.Railway Technical Research Institute)

Keywords:L-shaped RC beam-column joint, tie, effect of reinforcement

柱はり接合部に関する照査の前提では,接合部の帯鉄筋は柱の塑性ヒンジ部と同量を配置することとしているが,耐震設計で考慮すべき地震力の増大による柱の塑性ヒンジ部の帯鉄筋量の増加に伴い,接合部では過密な配筋が余儀なくされている.今後,様々な制約条件の下,高強度材料や繊維補強コンクリートなど高機能材料の適用が想定される土木分野において,本研究では,これまであまり明確となっていなかった帯鉄筋の補強効果について,L形接合部の実験および非線形有限要素解析により検証した.
 L形柱はり接合部における帯鉄筋は,接合部の変形性能を向上させるが,水平荷重の最大値やひび割れ性状に及ぼす影響は小さいことがわかった.

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