令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第V部門

せん断・ねじり/破壊力学

座長:高橋 良輔(秋田大学)

[V-646] 繰返し荷重を受ける超高強度繊維補強モルタルのせん断伝達メカニズム

〇徳武 恭一1、藤山 知加子1 (1.横浜国立大学)

キーワード:超高強度繊維補強モルタル、せん断伝達メカニズム、繰返し荷重、Hager型せん断試験

近年超高強度繊維補強モルタル(UFC)を使用した歩道橋をはじめ道路床版や建築分野での歩廊橋の設計・施工が実施されている.本研究の目的は繰返し荷重を受けるUFCのせん断伝達メカニズムの解明である.UFCのひび割れ面での主な応力伝達機構は補強鋼繊維であり,繊維の引抜けや破断によって耐力が低下すると考えられる.本研究では一面せん断試験を行い検討を進めた.結論として,UFCの平均正規化せん断強度は普通コンクリートより相対的に小さいこと,UFCではせん断ひび割れ貫通前は繊維で拘束されたモルタル面でせん断力が伝達され,貫通後は鋼繊維の架橋によりせん断力を伝達すると考えられることがわかった.

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