令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第V部門

凍害(2)

座長:吉田 行(土木研究所)

[V-561] プレキャスト部材の耐凍害性に関する一考察

〇水野 浩平1、橋本 学1、林 大介1 (1.鹿島建設株式会社)

キーワード:凍害、空気量、気泡径分布、気泡間隔係数、工場製品

既往の報告において、寒冷地に設置したコンクリート製の皿形側溝の表面が凍害によるスケーリングで部分的に剥離しており、この原因として、皿型側溝製作時のテーブルバイブレータによる締固めによって空気量が減少している可能性があることを報告した。本報では、テーブルバイブによって締固めを施した皿型側溝のフレッシュ時と硬化後の空気量を測定し比較検討した。その結果、テーブルバイブによる締固めによって、フレッシュ時から3%程度空気量が減少した。以上より、テーブルバイブによる締固めは耐凍害性の低下に影響するものと考えられる。

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