[V-563] 凍害を受けたPCまくらぎの健全度評価手法の検討
キーワード:PCまくらぎ、凍害、スケーリング、画像処理、耐荷力、健全度評価
鉄道の安定・高速輸送を支える重要な構成要素であるPCまくらぎは,過去にはAE剤未使用のものが製造され,一部には凍害とみられる変状が散見されている.今後も凍害の進行によりそのようなPCまくらぎが増加することが懸念されるが,凍害を受けたPCまくらぎのスケーリング量や健全度を定量的に評価した事例はない.そこで本研究では,PCまくらぎのスケーリングを定量的に評価する手法を提案し,実際に現場に敷設されたPCまくらぎの定量評価を行った.その結果,凍害によりPCまくらぎの耐荷力が大きく低下し,平均的にはPCまくらぎ上面の50%程度までスケーリングが進行するとJIS規定の曲げ破壊荷重を下回ることが確認された.
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