令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第V部門

高流動コンクリート(2)/混和剤

座長:早川 健司(東急建設株式会社)

[V-443] 界面活性剤高次構造体によるコンクリート流動性保持技術の開発

〇島田 恒平1、谷所 美明1、川上 博行1 (1.花王株式会社)

キーワード:混和剤、長距離・長時間輸送、流動保持性、初期強度、界面活性剤、高次構造体

生コンクリート業界では長距離・長時間輸送化に伴い,コンクリート混和剤に一層の流動保持性が求められ始めている.流動保持性は,セメントの水和反応や減水剤のセメントへの吸着性を制御することによって発現するが,これら手段ではコンクリートの短期材齢強度との二律背反となることが少なくない.そこで本報では,流動保持性と初期(材齢1日)強度発現性の両立を目的とした,界面活性剤高次構造体によるコンクリート流動保持技術の開発について検討した.結果,自己組織化能を有する界面活性剤の適用により流動保持性と強度発現性を両立できる可能性が示された.またTOC測定により,該界面活性剤の特徴的な吸脱着挙動を確認した.

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