令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第V部門

補修・補強(材料)(2)

座長:江口 康平(土木研究所)

[V-121] 超高強度モルタルを用いた下面狭隘部への圧入充填性に関する検討

〇西澤 彩1、川西 貴士1、武田 篤史1、平田 隆祥1 (1.大林組)

キーワード:超高強度、圧入充填、充填性、接着性、床版下面、薄肉補修

床版下面を補修する圧入充填工法の場合,ブリーディング水や空気泡が既設床版との界面に滞留することにより,充填性および接着性の低下が懸念される。また,狭隘な薄肉断面に圧入充填する場合,閉塞や未充填が生じるリスクがある。本研究では,超高強度モルタルを用いた,床版下面における狭隘な薄肉断面の補修を想定して圧入充填試験を行い,その充填性および接着性を検討した。その結果、床版下面の面積5.4m2,断面厚さ30mmの狭隘部に本モルタルを30分程度で圧入充填でき、その充填率は92.5%と高く、密実に充填できることを確認した。また、引張接着試験の破壊形状は母材破断であり、高い接着性を確認した。

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