[VI-03] Examination on application of special long-term wet curing to tunnel lining
Keywords:Lining concrete, Special long-term moist curing, High water repellent sheet, Improved durability
岩清水トンネルでは積雪寒冷地域のため、覆工SL下部は走行する車のタイヤにより巻き上げられた凍結抑制剤の影響を受け、塩化物による劣化が懸念される。一般的に、覆工コンクリートは打設後18時間程度で脱型されることから、表層の緻密性が低く、塩化物イオンなどの劣化因子が入りやすい。このため凍結抑制剤が飛散しやすいSL下部に、高い撥水性を有する熱可塑性樹脂シートを予め型枠に貼付し、型枠取外し後もコンクリート表面に残置して長期養生を行う特殊長期湿潤養生(美シール工法)の適用を計画している。本稿では、トンネル覆工への特殊長期湿潤養生の適用にあたり、構造の検討と模擬試験の結果、および施工方法について報告する
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