令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第VI部門

橋梁(1)

座長:根岸 裕(東海旅客鉄道)

[VI-203] PRCラーメン箱桁橋柱頭部の合理化施工の実施

〇翠 丈志1、川尻 克利2、石橋 知幸1、梶原 尚平1、釘宮 晃一1 (1.(株)大林組、2.中日本高速道路(株))

キーワード:柱頭部、合理化施工、省力化施工

中島高架橋は,新東名高速道路の一区間であり,張出し架設工法によって建設されるPRC7径間連続ラーメン箱桁橋である.施工時期がオリンピック事業と重複し,作業員の確保,工程確保が厳しく,いかに生産性を向上させながら工事を進めるかが課題となっていた.その対策として詳細設計の段階から躯体構築の省力化・合理化・品質向上・安全性向上策について様々な検討を実施し,これら検討項目の内,柱頭部の合理化施工について実施した.従来の発想にとらわれない新しい柱頭部の施工方法の採用により,一定の工程短縮効果が確認できたが,今後,働き手が減少する社会において,その現象を上回る生産性向上の取組みが求められる。

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