令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第VI部門

ダム(3)

座長:冨森 淳(安藤・間)

[VI-105] 椛川ダムにおけるコンクリートプレクーリングの実績報告

〇杉本 成司1、平田 尚也2、黒羽 陽一郎1、小林 雅幸1、田中 大貴1 (1.大成建設(株)椛川ダム本体建設工事作業所、2.香川県高松土木事務所椛川ダム建設事務所)

キーワード:暑中コンクリート、プレクーリング、ダム 、温度応力、チラー、冷風冷却

ダム施工工事において夜間の作業時間規制が設けられることがある。そのうちの1つである椛川ダムでは暑中期において日中の外気温が35℃近くまで上昇した環境下で打設することになり、コンクリート温度が高いことによる温度応力に起因したひび割れの発生が懸念された。このため、コンクリート温度の上昇を制御した暑中コンクリート対策としてプレクーリングを実施した。その結果、外気温が35℃近くまで上昇し、打設量も最盛期を迎えていたにも関わらず、プレクーリングにより材料温度を制御したことにより、コンクリート温度の最大は練上り温度21.9℃、打込み温度22.9℃となり目標温度を満足することができた。

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