[VI-106] ダムコンクリート製造設備における練上り温度制御の自動化
キーワード:ダムコンクリート、練上り温度予測、冷却設備、自動運転
簗川ダムは、岩手県盛岡市に建設中の多目的ダムであり、内陸部に位置するため夏期は気温が約30℃まで上昇し、冬期は氷点下となる。コンクリート打込み温度を規格値(5℃~25℃)内に維持するため、当ダムでは気象や運搬時間の影響を考慮して、コンクリートの練上り温度を11℃~22℃の範囲で管理している。練上り温度を管理値内に収めるためには、コンクリート構成材料の冷却・加熱設備をこまめにコントロールする必要があり、管理に人員を要している。このため、人員削減と設備の最適な運転調整を行うことを目的に、冷却設備の自動運転化に取り組んだ。
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