令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第VI部門

ダム(3)

座長:冨森 淳(安藤・間)

[VI-107] ダムコンクリート用細骨材の振動冷風冷却技術の開発

〇佐々木 啓次1、上高 克弘1、金本 裕治1、岡田 昇1、樋場 光司1、中島 正登2 (1.株式会社大林組、2.大阪府)

キーワード:マスコンクリート、細骨材、プレクーリング、振動冷風冷却、温度ひび割れ

コンクリートダムの温度ひび割れ対策の一つとして材料のプレクーリングがあり、一般的には練り混ぜ水や粗骨材に対して実施されているが、細骨材は通気性が悪く表面水の管理も重要であるため一般的になっていない。しかし、近年の気温上昇にともない、既往技術だけではコンクリート打込み温度25℃以下を夏期に常時確保することが難しくなってきている。さらに、ダム再開発事業の一つである既設コンクリートダムの嵩上げ工事では、新たな打設コンクリートが基礎岩盤だけでなく既設堤体からも拘束を受けるため、より高い温度ひび割れ対策が求められる。

ここでは、上記背景を踏まえて新たに開発した細骨材の振動冷風冷却技術について報告する。

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