Japan Society of Civil Engineers 2020 Annual Meeting

Presentation information

第VI部門

地盤改良(2)

Chair:Kazuhiko Urano

[VI-149] Construction example of self supporting temporary retaining wall of soil improvement installed on an inclined bearing layer

〇yasuto hosoe1, takaharu itomi2, akira tasaki1, misaki kuroda1 (1.Kato Construction Co.,Ltd, 2.Matsuoka Construction Co.,Ltd)

Keywords:Soft ground, Self supporting temporary retaining wall , stabilized

本稿は、掘込式調整池の造成で最大5m程度の掘削工事に地盤改良体による土留めを用いた事例報告である。
現場は地表より2.0~9.0m付近まで軟弱なシルト層が堆積し、以深は固結したシルト層を確認した。地下水位の影響もあり、緩勾配での法面では安定確保が困難であった。
地盤改良体を重力式擁壁と見立て、滑動や合力作用位置から仕様決定する際、着底層となる固結シルト層の傾斜を考慮したことで支保工を不要とした自立式土留めの検討を行った。
施工では固結シルト層や施工済みの改良範囲との境界に留意し、一体化した地盤改良体を造成し、掘削後の漏水も軽微であった。
以上より、工期短縮やコストダウンが可能となった。

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