検査技術・診断(4)

[VI-302] 地方自治体の橋梁定期点検における点検支援技術の検証結果報告と考察

堀 彰義¹、〇河合 浩史²、牧野 徹²、六郷 恵哲³、羽田野 英明³ (1.大津市、2.大日コンサルタント株式会社、3.岐阜大学)

キーワード：橋梁点検、点検支援技術、地方自治体、UAV

道路橋定期点検要領が平成31年2月に改定され，橋梁点検における新技術活用が可能になった．しかしながら，点検は構造物の安全安心を確保する重要な役割を担うものであり，点検支援技術の活用は，適用可能性や効果について十分な検討が必要である．滋賀県大津市が管理する橋梁において，点検支援技術により取得した画像を従来の近接目視点検結果と比較し，点検支援技術を活用した点検が可能であると判断した．本検証結果から，点検支援技術を用いた画像は「人の目」の代替になり得ると考える．また，今後の活用に向けて「適用可能な条件の明確化」，「手引きの作成」，「コストメリットの明確化」の３つの取り組みを提案する．