令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第VI部門

軌道保守(2)

座長:佐古 武彦(九州旅客鉄道)

[VI-530] レール締結装置の電気絶縁抵抗試験の方法が応答値に及ぼす影響に関する一考察

〇弟子丸 将1、太田 晋一1、山本 智之1 (1.公益財団法人鉄道総合技術研究所)

キーワード:レール締結装置、性能照査、設計標準、使用性、電気絶縁抵抗、国際規格

レール締結装置の使用性の照査では、電気絶縁抵抗試験により設計応答値である電気絶縁抵抗値を算定し,別途定める設計限界値と照合して判定を行っている.一方,欧州規格のうちEN 13146-5では評価対象が同じ電気絶縁抵抗であっても試験条件や試験方法に差異があり,現在,同試験方法の国際規格開発が欧州規格を草案として現在開発されていることから,日本の試験方法と相違やその論拠を明らかにしつつ,両者の対応関係を議論している.この背景を踏まえ,本研究では同一のレール締結装置を対象に日本と欧州規格が定めるそれぞれの試験方法・条件で電気絶縁抵抗試験を実施し,両者を応答値の観点から比較し関係性を検討した.

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