令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第VI部門

検査技術・診断(5)

座長:渡邉 晋也(施工技術総合研究所)

[VI-564] アクティブ近赤外線計測による防食塗装膜の劣化評価法の開発

〇岸上 俊介1、林 昌弘2、有馬 敬育2、阪上 隆英1、塩澤 大輝1、梶房 祥子2、松本 悠希1、春日 裕貴1 (1.神戸大学 工学研究科、2.本州四国連絡高速道路)

キーワード:近赤外線カメラ、重防食塗装、塗膜劣化、維持管理、長大橋

本州四国連絡橋は海上に位置する鋼構造物であることから,鋼材表面には重防食塗装が施されている.重防食塗装は,ジンクリッチペイント,下・中塗エポキシ樹脂塗料,および上塗の耐候性ふっ素樹脂塗料から構成される.塗膜は年月とともに表面から損耗するため,塗替塗装が必要となるが,その時期を適切に判断するための,塗膜劣化の早期検出法は確立されていない.著者らはこれまでに,防食塗装膜の近赤外線領域での吸収・反射に関する特性を利用して,重防食塗装の最表面の損耗度(残存膜厚)を定量的に評価する手法を開発した.本研究では,赤外線照明を用いたアクティブ計測により,採光条件に影響を受けない残存膜厚の定量評価法を提案する.

要旨・抄録、PDFの閲覧には参加者用アカウントでのログインが必要です。参加者ログイン後に閲覧・ダウンロードできます。
» 参加者用ログイン