令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第VI部門

各種基礎

座長:長澤 正明(清水建設(株))

[VI-193] コンクリート打込みに伴い鉄筋かごに作用する上揚力に関する実験的検討

〇鈴木 由花1、鈴木 健一1、岩本 拓也2、山野辺 慎一2、玉嶋 克彦3、畑 明仁3 (1.東日本旅客鉄道、2.鹿島建設、3.大成建設)

キーワード:場所打ち杭、鉄筋かご、上揚力

場所打ちコンクリート杭の施工において,コンクリートの打込みに伴う上向きの力が鉄筋かごに作用する.場所打ち杭の施工方法によっては,鉄筋かごの浮上りや変形が生じる懸念があるが,コンクリート打込み量と上揚力の相関は定量化には至っていない.そこで本稿では,コンクリートを打ち込んだ際に鉄筋かごに作用する上揚力を,コンクリートの流動性と打込み速度を変えて4ケース実施した.実験結果から,場所打ち杭に使用するコンクリートの流動性を高め,打込み速度を遅くすることにより上揚力は低減され,コンクリートの打込みに伴う鉄筋かごの浮上りや変形のリスクを軽減できることが示唆された.

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