令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第VI部門

各種基礎

座長:長澤 正明(清水建設(株))

[VI-194] 流動化処理土部掘削による場所打ちコンクリート杭の形成不良に関する一考察

〇鈴木 健一1、加藤 精亮1、金田 淳1、堀 利明1 (1.東日本旅客鉄道株式会社)

キーワード:場所打ち杭、充填不良、流動化処理土、安定液

場所打ち杭の掘削を行う際、アースドリル工法やリバース工法の場合に孔壁保持のために自然泥水中にベントナイト等を補助的に添加したものやベントナイトもしくはCMCを主材料とした安定液を孔内水として用いる場合がある。これらのうち、ベントナイトを主材料としたものにセメント分が混入されると、粘性の増加、良質なマッドフィルムの形成阻害などの劣化が生じ、孔壁の保持性能が落ちることは知られている。今回、流動化処理土部を掘削することによるセメント分の混入が、孔壁の安定性のみでなく、コンクリート打込み時の充填不良(形成不良)につながりうることが実験的に確認されたので、報告する。

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