令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第VI部門

各種基礎

座長:長澤 正明(清水建設(株))

[VI-195] 節理の発達した急崖地における大口径深礎杭の施工

〇草野 瑞季1、長尾 賢二1、藤本 大輔1、重草 通2 (1.大成・IHIインフラ・八方JV、2.国土交通省 九州地方整備局)

キーワード:節理、竹割型土留、深礎、止水対策、動態観測

阿蘇大橋工事は柱状節理が発達した急崖地において半円型の土留め壁を構築するため施工中の節理の剥落・崩落の危険があった.それに対し土留壁施工に合わせウレタン系注入材を削孔・注入することで節理の剥落・崩落対策を行った.また大口径深礎杭は杭長の半分以上が黒川以深の掘削となり高圧・多量な湧水の発生が懸念された.それに対し反応時間が早く減水効果に優れるウレタン系湧水抑制剤を深礎掘削に合わせ全5段注入することで止水対策を行った.併せて,基礎施工期間中に挿入型多段式傾斜計,レーザー距離計,ひずみゲージの3種類の胴体観測を実施し,施工中の地山の変状を観察した.

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