令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第VI部門

山岳トンネル(6)

座長:中戸 敬明(株式会社大林組)

[VI-438] トンネル建設現場における肌落ち被害リスクを低減するシステムの基礎的実験

〇田村 大智1、林 久資1、青木 宏一2、進士 正人1 (1.山口大学大学院、2.熊谷組)

キーワード:山岳トンネル、肌落ち、労働安全、動体検知

山岳トンネルの建設現場では,切羽付近において地山の岩盤や土砂が崩れ落ちる肌落ちによる労働災害が問題となっている.現状では監視員の配置をこの問題への対策としている.しかしながら,人的ミスの発生や熟練技術者の減少などの理由から監視員の補助を行い,肌落ち被害を未然に防ぐための監視システムが必要であると考えられる.そこで本研究では,肌落ちが起こる直前の切羽形状を記録し,機械学習により肌落ちのリスクが高い場所を学習するシステムの開発を目指し,その基礎的研究として市販のカメラを用いて肌落ちを検知するシステムと切羽形状を計測するシステムの開発を行った.また,室内実験を行い,各システムの適用距離を検討した.

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