施工技術(6)

[VI-614] Comparison of crack width depending on whether or not set Alkali-resistant glass fiber nets

〇Takahito Yoshino¹, Kengo Seki¹, Nobuyuki Yamashita¹, Mitsuyoshi Arawatari¹, Masataka Kudo¹, Masaru Kawahata¹, Takashi Asonuma², Toshihiko Hatakeyama² (1.KAJIMA CORPORATION, 2.Iwate Prefecture)

Keywords:Alkali-resistant glass fiber net, Crack control, Quantitative data, Mass concrete

海水の作用を受ける津波防潮堤水門の耐久性の向上を目的とした場合、塩分等の劣化因子の侵入経路となるコンクリート表層部のひび割れを抑制することは重要である。温度ひび割れ対策には、設計や施工上の制約上、現場での採用が困難なものも多い。そこで、設計や施工上の制約が比較的小さいと考えられる耐アルカリ性ガラス繊維ネットの設置に注目した。しかしながら、実構造物に耐アルカリ性ガラス繊維ネットを設置した場合についてのひび割れ抑制効果に関する定量データが十分でないのが現状である。本検討では実構造物において、耐アルカリ性ガラス繊維ネットの有無によるひび割れ抑制効果について定量化を試みた。