令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第VI部門

施工技術(6)

座長:山口 哲司(熊谷組)

[VI-614] 耐アルカリ性ガラス繊維ネット設置の有無よるひび割れ幅の比較

〇吉野 貴仁1、関 健吾1、山下 伸幸1、荒渡 光貴1、工藤 匡貴1、川畑 勝1、阿曽沼 崇2、畠山 俊彦2 (1.鹿島建設株式会社、2.岩手県)

キーワード:耐アルカリ性ガラス繊維ネット、ひび割れ抑制、定量データ、マスコンクリート

海水の作用を受ける津波防潮堤水門の耐久性の向上を目的とした場合、塩分等の劣化因子の侵入経路となるコンクリート表層部のひび割れを抑制することは重要である。温度ひび割れ対策には、設計や施工上の制約上、現場での採用が困難なものも多い。そこで、設計や施工上の制約が比較的小さいと考えられる耐アルカリ性ガラス繊維ネットの設置に注目した。しかしながら、実構造物に耐アルカリ性ガラス繊維ネットを設置した場合についてのひび割れ抑制効果に関する定量データが十分でないのが現状である。本検討では実構造物において、耐アルカリ性ガラス繊維ネットの有無によるひび割れ抑制効果について定量化を試みた。

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