施工計画(1)

[VI-1022] 地下貯水槽工事の掘削に伴う周辺の水位低下抑制対策

〇大川戸 昇¹、高坂 信章¹、皆川 和儀¹、飯田 八千代¹ (1.清水建設（株）)

キーワード：地下水位低下、ディープウェル、リチャージウェル、揚水試験

本工事では、埼玉県新座市における土地区画整理事業のうち，雨水流出増加が見込まれる約17.3ヘクタール分に対応する貯水量16,500m³の地下貯水槽を構築する。貯水槽の構築箇所は、地下水位が高く、掘削に伴う周囲からの地下水の流入を遮断するために、遮水壁を造成する計画であった。遮水壁の仕様を決定するために地盤調査をした結果、遮水壁根入れ層の透水係数が想定よりも大きいことが判明した。施工エリアは、民家、国道が近接しており、遮水壁下部からの地下水の廻込みによる地下水位低下及びそれに伴う地盤沈下の発生により、近接構造物への影響が懸念されたため、掘削時における遮水壁外側の地下水位低下抑制対策を実施した。