測量･計測(1)

[VI-1113] 高線量地域に対応した新型表面透過型RI密度水分計を用いた現場測定

〇塚本 雄士¹、池永 太一¹、森 安弘¹ (1.ソイルアンドロックエンジニアリング（株）)

キーワード：表面透過型密度水分計、高線量地域、エネルギースペクトル分析

東日本大震災に関連して生じた福島第一原子力発電所の事故により、ガンマ線を放出する放射性セシウムなどが周辺地域に拡散した。
このような高線量地域では、通常の盛土品質管理試験で用いられる表面透過型RI計器(以下、旧型RI計器)を一般的な手順で適応することは困難であった。
そのため高線量地域でも一般的な手順で測定可能な新型表面透過型RI計器(以下、新型RI計器)が開発された。
本稿では高線量地域で新旧両RI計器を用いて測定を行い、結果を比較した。
比較結果から、新型RI計器は高線量地域の測定であっても一般的な手順で測定作業が行えることが分かった。